一日摂取目安量あたり含量表示基準
JHFC-A-005 制定:2026年9月3日
一般社団法人日本認定健康食品協会 制定基準(原文)
一般社団法人日本認定健康食品協会
制定:2026年9月3日 / 施行:同日
前文(制定の趣旨)
含量は、一粒、一包、容器全体、原料重量又は一日摂取目安量など異なる基準で示され得る。さらに、化合物量、元素換算量、抽出物量及び指標成分量が混在すると、数値が正しくても比較の基礎を誤らせる。一日摂取目安量に対応する含量を、摂取単位、算定式及び試験根拠と一体で示すため、本基準を制定する。
第1条(目的)
本基準は、健康食品の一日摂取目安量あたりの成分含量について、表示単位、算定基礎、分析値との関係及び製品間で異なる表現の識別可能性を定め、表示値を再計算できる状態を評価することを目的とする。
第2条(適用範囲)
本基準は、錠剤、カプセル、粉末、顆粒、液状、ゼリーその他摂取量を示す健康食品の主要成分又は機能関与成分の含量表示に適用する。栄養成分表示及び公的制度に固有の算定規則がある場合は、その規則を優先する。
第3条(用語の定義)
- 1. 一日摂取目安量:事業者が表示上定める、一日に摂取する個数、包数、容量又は重量の目安をいう。
- 2. 基礎単位:一粒、一包、一定容量その他、含量算定の起点となる製品単位をいう。
- 3. 実測含量:特定の試験方法により原料又は最終製品から得た対象成分の測定値をいう。
- 4. 換算表示:化合物、元素、乾燥物、抽出物又は原料相当量等、測定対象と異なる基準へ算定した表示をいう。
- 5. 表示値設計:製造ばらつき及び保存中の変動を考慮し、事業者が根拠をもって表示値と管理規格を定めることをいう。
第4条(要求事項)
- 1. 含量は、一日摂取目安量の個数、包数、容量又は重量と同じ表示面若しくは容易に対応を確認できる箇所に示す。摂取量に幅を設ける場合は、どの摂取量に対応する含量かを明記し、表示原稿から基礎単位へ逆算できることを確認する。
- 2. 事業者は、基礎単位あたり含量、一日分の基礎単位数及び一日摂取目安量あたり含量の算定式を記録する。端数処理、密度換算又は水分補正を行う場合は規則を定め、処方記録と計算表を用いて独立した再計算を行う。
- 3. 配合原料量、対象成分量、純度及び抽出物量を区別する。原料由来の換算値を示す場合は、換算の基礎、対象物質及び参照した原料規格を併記し、原料投入量のみを最終製品の実測含量として扱わない。供給者成績書、受入れ記録及び製造記録で確認する。
- 4. 複数の化学形、異性体又は由来を合算する場合は、合算対象を表示又は公開資料で特定する。元素相当量等の換算表示には採用した換算係数の出典と計算過程を保持し、測定値、換算前の単位及び表示値の連続性を試験記録で確認する。
- 5. 表示値及び受入れ・出荷の管理規格は、事業者が製品特性、分析法、製造ばらつき及び保存条件を踏まえて定め、根拠とともに公開又は照会可能にする。協会独自の一律値を根拠としてはならず、規格書、安定性資料及びロット別成績書を照合する。
- 6. 最終製品の第三者検査を表示根拠に用いる場合は、対象ロット、試験方法、単位及び検体採取時点を含量表示に対応させる。原料試験のみの場合はその範囲を明示し、JHFC-A-003に従い公開要約から原成績書まで追跡できることを確認する。
- 7. 容器全体の総量、増量表現又は複数日分の合計を併記するときは、一日摂取目安量あたりの値より優位に誤認されない配置とする。容器サイズ又は推奨個数を変更した際は計算表、包装、販売画面及び資料を同時に改訂し、旧版との切替記録を残す。
第5条(評価区分)
- 適合:摂取単位、対象成分、算定式及び試験根拠が対応し、一日分の表示値を再計算できる。
- 一部適合:含量値の根拠は確認できるが、換算説明又は媒体間の表記に軽微な不足があり、是正の担当と期限が定められている。
- 不適合:原料量と成分量を混同する、一日摂取目安量との対応がない、又は表示値を根拠記録から再現できない。
第6条(運用)
事業者は製品ごとの含量計算表、規格書及び表示版を照合して自己適合宣言を行える。本協会は申請に基づき、一日分の表示から試験又は処方記録までを確認できる。剤形、摂取目安、原料規格、分析法又は保存条件を変更した場合は再評価する。
附則
本基準は2026年9月3日から施行する。
※本基準は情報公開・品質管理のあり方に関する評価基準であり、個別製品の効果効能・安全性を保証するものではありません。
本基準は情報公開・品質管理のあり方に関する評価基準であり、個別製品の効果効能・安全性を保証するものではありません。事業者は本基準に基づき自己適合宣言を行うことができ、本協会は申請に応じて確認を行います。基準の引用・活用に関するお問い合わせはお問い合わせより。
